クロマトーン演奏動画をYoutubeにUPするには?その方法 (3)
2017/12/05
前回のまとめです。
- MIDIオケを作るのにDominoはやめてStudio Oneを使うことにした。
- Studio Oneでクロマトーンとケーブルで接続した
- Studio Oneでクロマトーンからの入力を受け付ける設定をした
と言った所でした。
まだまだ準備しなければなりません。
Studio Oneでクロマトーンに自動演奏させる設定
この設定が必要な理由
前回までのは「Studio One」で楽に音楽を作るための設定でした。
だって、いちいち♪をマウスでクリックして作ってたら面倒じゃないですか?
だから、クロマトーンで演奏した物を、そのまま「Studio One」が記録できるようにしたのが前回の話です。
しかし、私の目的は
このような感じのMIDIオケを作成して演奏することであることは以前説明しました。
とすると、当然「クロマトーンから音を出す!」という機能を使いたいわけです。
Studio Oneでの設定
それでは、早速設定の説明をします。
まず、オプション画面をだします。
「外部デバイス」を選択し、「追加」を押します。
そして、「新規インストゥルメント」を選択します。
設定内容を以下の様にします。
- デバイス名「任意の名称」(これは私は「MIDI-OUT」とつけました。設定しなくても大丈夫です。「クロマトーン」とかの名称でも良いかもしれません。)
- 受信元「なし」
- 送信先「Yamaha UX16-1 [エミュレート済み]」(これは私のケーブルの名称です。ケーブルによって名前は変わると思います。)
- MIDIチャンネル「全て」
これで、MIDIチャンネルの1〜16番に命令を出せば、クロマトーンに命令が行く事になります。
チャンネルに楽器を設定
画面の楽器とかがある場所で「右クリック」→「オートメーショントラックを追加」を押します。
出来た物に対して、任意の名称(今回はわかりやすく「CH4-36-Fretless-bass」とつけました。)をつけます。
そしたら、「なし」をクリックして「追加/削除」を選択します。
余談:設定の意味
このCH4-36の36の意味なんですがクロマトーンの説明書に何番が何の楽器かと書いてあります。36番を使うとFretless Bassという楽器の音が鳴りますよという意味です。
CHは「チャンネル」で今回は4番を使います。
10番以外なら好きな番号を使ってもらって構いません。
チャンネル設定続き
んで、出て来た画面で右側の枠の中から「外部デバイス」→「CH4」→「Program Change」を選択します。
選択したら真ん中にある「追加」を押します。
追加されたら左側に青い奴が表示されるので、「閉じる」を押します。
画面が戻るので、Program Changeの下の所のゲージみたいなのを移動させて「36」になるようにします。
長いなー。
インストゥルメントトラックの追加
そしたら、また、「右クリック」→「インストゥルメントトラックの追加」を押します。
作られた枠の名称をわかりやすく、「クロマトーンFretless-bass」にします。
そして、「なし」となってる所を「MIDI-OUT」にします。
そしたら、右側にチャンネルを選択できる画面が出るので今回の使用するチャンネル「4」を選びます。
これで完了です!
クロマトーンFretless-bassの所に、音が出る様に演奏データを配置してみて、再生させると、クロマトーンからその演奏通りに演奏されます!
苦労した点・注意点
いやー、長かったですね。
(1)楽器の指定
この設定で苦労したのは、チャンネル毎に楽器設定を割り当てる方法がわからなかったことです。(オートメーショントラックの存在を知らなかったということです。)
楽器に対して「MIDI-OUT」を設定することで、クロマトーンから音がなることまでは簡単だったのですが、どうやって鳴る楽器の種類を指定するのかが全然わからなくて苦労しました。
(2)パーカッションの指定の仕方・チャンネルの意味
また、楽器は今回36ですが、パーカッションって説明書だと133番なんですね。確か。
んで、36をゲージみたいなので指定するじゃないですか?
あそこ、128番までしか指定できないんですよ。
だから、どうやってパーカッション鳴らすのかも苦労しました。
しかし、これは、ネットのどこかに書いてあったのですが、チャンネル10番はパーカッション専用らしいのです。
だから、パーカッションに限っては、「インストゥルメントトラックの追加」だけで大丈夫です。(オートメーショントラックの手順は不要という事)
インストゥルメントトラックの追加で「MIDI-OUT」で「CH10」を指定すれば、それでパーカッションは鳴ります。
(3)実演奏とMIDI-OUTからの演奏楽器の被り状態
あとは、PCから自動演奏開始!ってやって、いざ同時にクロマトーンの鍵盤を叩くと、なぜか思ってたのと違う楽器の音で手動演奏の音が出ると言う厄介な事件に巻き込まれました。
これは、多分なんですが、そのときに選択されている「インストゥルメントトラック」で設定されているチャンネル設定の物がなるのではないか?と考えまして、「ダミー用」のトラックを作りました。
ダミーを選択した状態で演奏してみたら、「クロマトーン側で決めた楽器の音」で手動演奏の音を出す事に成功しました。
当然、自動演奏の音は、Studio One側で指定した物が鳴りました。
これもまた、結構苦労しました…。
(4)ファイルを一回閉じると、MIDI楽器番号を再指定しないと行けない…
これもまた、厄介でした。
一日あけて、今日もまた頑張るぞ!とStudio Oneから昨日作ったデータを開きます。
いざクロマトーンに演奏司令をだすと…なぜか全部の楽器がピアノしかならない。
えっ?????
正直意味が不明過ぎました。
ここまで調べて来た手順はなんだったの?
昨日はできてたじゃん?
と。
しかし、良く見たら楽器番号がリセットされて「1」になってます。
多分なのですが、これは「無料版」Studio Oneの仕様なのではないかと思います。
これに気づくのに結構時間かかった…。
有料版買おうかなと開くたびに、毎回思います。
で、毎回番号なんか忘れちゃうじゃないですか?
だから、オートメーショントラックの名称にチャンネル名と楽器番号を入れたんです。
そうすれば、再設定する時に簡単に番号を入力できる!
とまあ、こんな所が苦労した所と注意点です。
クロマトーンでMIDI自動演奏はOK!
今回の設定によって、パソコンのStudioOneからクロマトーンに対して、司令を出すということが可能になりました。
しかし、YoutubeUPへの道はまだまだ長い。
演奏データを作るのは、個々人が頑張るしかないですが、次回は演奏したものを録画する方法について記載します。
録画したものを良い音で取るためにはどうすれば良いのか?ってところがメインになります。
読んでいただきありがとうございました。
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