クロマトーン

コード進行分析方法3 調の判定

今回はコード進行分析における重大な要素、調の判定についてです。

楽譜を持っていれば調号を見ろ

調の判定方法は一般的には機械的に判別できます。
もし、楽譜をもっていれば簡単です。
調号の部分を見れば良いのです。

これは以前お伝えした
https://matome.naver.jp/odai/2136511911915125501
のページでわかりますね。

長調か短調か判定には最初の音か最後の音を見ろ

しかし、これでわかるのは、長調か短調、どちらかだという所までです。
それを判別するには、だいたい、最初に使われているコード、もしくは、曲の最後に使われているコードを見ます。

往々にして、そのコードがそのキーの主音となるコードで曲ができていることが多いからです。これで70%くらいの曲は解決できます。

楽譜がないときゃ曲の臨時記号に着目しろ

じゃあ、楽譜持ってなかったらどうするのか?

今の所は、曲で使われているメロディー、で使用されている臨時記号を集計します。そして、その臨時記号全てが使われている調を
https://matome.naver.jp/odai/2136511911915125501
このページで見つけて、決定します。

あとは、先ほどと同じで、長調か短調かを決めます。

そうでもない時が結構あると知っておくのは絶対必要

でも、実際アナライズの経験積んでくると、この方法で解決できない30%に往々にしてぶち当たります。
だいたい通じる解決策がまずあります。

曲全体のコード進行から判定する

どのコードが多く使われているか、どういう解決の仕方をしているのか というような部分に着目します。

以前書いたように、ドミナントモーション(5度→1度)の動きは曲中に良く起こります。それを見つけられたら、解決先のコードが調と考えても良さそうです。

ドミナントモーションに限らず、多く使われているコードはダイアトニックコードであることが多いため、そのダイアトニックコードで構成されている調は何か?って逆算していく視点も有効そうです。(面倒ですが。)

それでもダメなら・・・自分の解釈でOK説

でも、今日アナライズしていた曲は厄介でした。
何と、曲の大半がダイアトニックコードではなさそうだったからです。

具体的に曲名は「生きる望みを捨てた人々」でした。

アナライズにあたり、楽譜を持っていました。
調号によれば、臨時記号がないので、C か Amです。
しかし、このコード進行を見てください。

Dm add9→E7/D→Dm add9→E7/D→

Dm add9→E7/D→Dm add9→E7/D→

Dm add9→E7/D→Dm add9→E7/D→

Dm add9→E7/D→Dm add9→E7/D→

Dm add9→E7/D→Dm add9→E7/D→

C dim→C#m7(♭5)→Dm7(♭5)→C#m7(♭5)→C dim→C#m7(♭5)→Am6

C dim→C#m7(♭5)→Dm7(♭5)→C#m7(♭5)→C dim→C#m7(♭5)→Gm maj7(♭5)

Dm add9→E aug7/D→Dm add9→E aug7/D

生きる望みを捨てた人々のコード進行 楽しいバイエル併用 クロノ・トリガー より

まず最初に Dm add9→E7/D がひたすら続きます。

最後も見てみるとDm add9→E aug7/Dです。

Dmばっかり。

しかし、楽譜の調号によると、CかAmとのこと。
どちらとも大した関連性は見えませんね。

Cがたくさん出てくる場所でも

C dim→C#m7(♭5)→Dm7(♭5)→C#m7(♭5)→C dim→C#m7(♭5)→

とダイアトニックとは関係ない感じのコードが多用されています。

わけわかりませんねw

楽譜を見てると、ちょいちょい「臨時記号」が出てきます。(調号ではなくて、の意味)

果たして、それで正しいキーと言えるのでしょうか?

結論としては、この楽譜を作った人は、何らかの理由で調号なしを選択して楽譜上では、都度都度臨時記号をつけて対処しよう作戦 をとったものと考えられます。

つまり、このような曲も音楽である以上ありえるので、こういう曲に、キーという概念を当てはめるのはもしかしたら少し無理がある というのが答えなのかもしれません。

そして、今回の楽譜作成にあたっては描きやすいから?とかなんらかの理由で調号なしを選択し、臨時記号で対処した とか、 1箇所だけでてくるAm6のところで解決感みたいなのを感じたから、Amにしたけど、出てきたのは1回だけだったわ、てへぺろ☆(・ω<)

の可能性があります。真意はわかりませんが、先生もきっとこの楽譜作った人も調決めるの苦労したんだろうなと思う。と言っておられました。

要するに、この経験より、最初がどうだから、最後がどうからというのは、当てはまらないことはある ということです。

その場合は、全体から判断していく。
全体ってのは、コード進行の流れを見てみて、解決感を感じるところで使われているコードをキーとして認定するとか、そういう感じ。

そして、みてみたところで、てんでバラバラだったりで、なかなか確定しづらいのもあったりする。

という事実を押さえておかないと、難しい曲のキーの判別の時に困るんじゃないか というのが今回の教訓です。

はっきりいって、コード進行アナライズするときは、キーが決まってないと、できないですからね・・・

今回の曲で学んだこと

タイトルが生きる望みを捨てた人々でした。
出てくるコードで中盤、めちゃくちゃとも思えるコード進行がありました。
また、トニックコードが全然でてきません。

先生は「生きる望みがないってことでトニック(望み)があえて出てこないことでそれを表現したのかも」

とボソッといいました。
私は「確かに!もしそういうのを意図的にやってたんだとしたらすごすぎる!」と思いました。

また、加えて、
理論通りに組み立てる=上品な曲
理論を外す=上品でない何かを表現する曲に合う

のではという、ある種の理論に気づきました。
通常考えたら、不協和音だとしても、ネガティブな場面での曲で使う分にはそれはそれでありなのだと。

例えば、パニック時の曲と言うものがあったら、パニックなんだからコード進行は理論にない動きをする という理屈を考えて組み立てるだけで、パニック感が生まれ、

逆に、とにかくさわやかな場面で綺麗な曲!と言うときは、逆にコード進行にめちゃくちゃしたがって、例外を全く出さない とか、そういう考えが成り立つのだなと思えました。

理論じゃないのが理論、理屈から外れたやつは外れたやつでまとめて使うことで、何らかの場面に合う曲になる

という、音楽は自由であると言う表現を聞くといつも自分が思ってた「自由かもしれないけど、自由に作ると曲にならねーんだよ!」という疑問に一つの回答というか、ヒントを与えてくれたのではと思う気づきでした。

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